生活保護のメリット

好きで生活保護を受けているという方はあまりいないと信じたいですが、ここではあえて生活保護のメリットということで、ありがたいところをピックアップさせていただきました。本当に困った時に頼りになる生活保護制度の利点を羅列します。

母子家庭(父子)でも安定した生活ができる現金給付

まぁ、これは一番分かりやすいですね。国の税金から生活費を負担してもらえ、最低生活費とはいえ安定した暮らしを送れるのがメリットと言えます(贅沢はできませんが)。もちろん、保護費のお金は借金ではなく頂戴できるお金のため、返済する義務が無いのはありがたい(借りたら結局借金ですからね)。こういった中でも母子家庭(父子家庭)の方は、子どもとの時間を共有できるのもメリット。基本的なお金は現金給付でいただけるため、使い道を考えながら生活できます。

母子加算(父子)で子どもを育てる費用が現金給付される

働いてもなかなか高給が稼げないひとり親世帯も多いことから、母子加算をいただけるのがありがたい(父子も)。通常の生活費だけではしんどいひとり親世帯ですから、プラスαで加算してもらえるのはとても助かります。

※以前は月額21,000円支給されていましたが、令和2年までに月額17,000円に減額されます。その代わりと言ってはなんですが、児童養育加算が中学生までから高校生までに拡大されました(月額15,000円→10,000円に変わります)。

生活保護、母子加算はこちらから

生活保護、その他のメリット

病気や怪我もサポート

健康保険に加入していない生活保護者ですが、その代わりに医療扶助があり、指定医療機関であれば無料で診察してもらえるのがメリットでしょう。国民健康保険が使えるところであれば、診察、薬代などもかかりません。ただし、残念なことに2018年10月以降、生活保護者は原則としてジェネリックを使用することという法改正をされてしまいました。ですので、基本的に新しい薬の使用はできなくなっています(医者が認めれば良いようですが、どの程度認めてくれるのかは分かりません)。

税金やNHKなどの支払い義務が無い

住民税やら所得税、その他の税金を支払う必要がありません。国民年金保険料なんかも払わなくてよく、せいぜい消費税を支払うくらいです(10%に増税予定ですが)。また、申請をすればNHK受信料を払わなくてOK(BSも観られます)。また、地域によってですが、水道料金の減免などの特典が多数あるのも、生活保護のメリットと言えます。

義務教育の費用を負担してもらえる

小学校から中学校は義務教育のため、小学校入学時のランドセル代や給食費、中学校入学に必要な制服など、そういった必要不可欠なものの費用を負担してもらえます。ただし、あくまでも義務教育に関しては負担してもらえますが、高校生は義務教育ではないため、負担してもらえません。
※認可保育園(公立幼稚園など)は、基本的に無料で入園できますが、被服費(制服など)は自己負担になります。

スマホ、パソコンだってOK

一般の方々の保有率が7割以上あるものであれば、所持しても贅沢品とは認められません。以前なら携帯電話やスマホは贅沢品として持つことは許されていませんでしたが、現在はほとんどの方が持っているため所持してもOK。基本的にはパソコンを持っていてもお咎めはありません。とはいえ、自動車に関しては厳しく、よほどの事情が無い限り所持することはできません(バイクは125cc以下の所持はOK)。

ということで、メリットというか利点を挙げてみましたが、いかがでしたか?生活保護法は本当に困った時に助けてくれる制度なので、「生きていけない」という状態であれば、活用させていただきましょう!

生活保護のデメリットについてはこちら

スポンサードリンク